| ディラ大崎 デザインコンセプト(2010年10月オープン) |
「Dila大崎」は大崎駅の構内（改札内）で展開されるいわゆるエキナカ商業施設です。「エキュート」のように商業施設のボリューム感をベースに滞留性や回遊性を高められるような地型にはなく、激しい通過交通量の中で“オン・ザ・ウェイ”型の利便性がより求められます。
今回のリニューアルでは、大きく変貌しつつある大崎駅周辺の都市環境に呼応しながら、情報の多い駅構内の中でいかに的確に店舗の賑わい感を印象付けていくかがポイントでした。まだ新しくモダンな大崎駅構内の“地”を活かしながら、貝殻と言う自然素材ゆえの揺らぎがかもし出す温かみを明かりで包んだゲート領域を示し、ショップファサードを囲む“額縁”を極力シンプルに消すことによって、テナントの個性が浮き立つようなデザインとしています。
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